Airbnb政策ツールボックスのご紹介

Airbnb政策ツールボックス
 今回、政府がホームシェアに関するルールの起草または修正を行うにあたり考慮されるべき資料として、Airbnbは「Airbnb政策ツールボックス」を公開しました。世界中で展開される多数の連携から得られた示唆や教訓、政策アプローチがまとめられています。

 本ツールボックスでは、各政策アプローチの活用方法として、Airbnbが掲げるコンセプトが見事に調和した数百件のコミュニティから選ばれた使用事例も紹介します。重要なことは、画一的な政策アプローチがあらゆる場合に機能したり、モデル法案となったりするわけではないという点です。ハンマーでネジを回したり、ドライバーで釘を打ち込んだりしないのと同じように、国や都市はそれぞれ経済的、地理的、人口統計学的にユニークです。たとえば、ポルトガルとフィラデルフィアはここに示される政策アプローチを活用してホームシェアの利用を拡大し、短期的利益と長期的利益の両方を確保するためのルールを整備しています。しかし、前者のルールが後者でも機能するとは限りません。またこれまでの経験から、政府の政策立案に際して、政策を個別に法を定めるのではなく、包括的アプローチを取る方が有効であることもわかっています。

検討されるべき4つの政策アプローチ

  • 税の徴収: 政府関係者は、Airbnbのようなプラットフォームと連携することにより、ほとんど費用をかけずに、宿泊税や観光税から何百万ドルもの税金を徴収できるようになります。

  • コミュニティとの共存: ホームシェアは、あらゆるコミュニティの隅々に住む貸借人や自家所有者、不動産オーナーに利益をもたらします。Airbnbは、ホストとゲストが近隣の人々を尊重するよう一連のツールを開発してきました。

  • 現実的な制度設計: AirbnbとAirbnbが活動する国・都市やその他のエリアは、ホームシェアに関する実用的かつ実効性のあるルールの策定に共同で取り組むことができます。

  • 透明性とプライバシー: ホームシェアに関するルールについてよりスマートな意思決定を行えるように、プラットフォームは、ホストまたはゲストのプライバシーの権利を損なわない範囲で、関連データを各地の政策立案者に提供することができます。

  •  また、ホームシェアに関する政策の現地版を成功裏に施行した事例や、そのような政策の導入に向けて取り組んでいる事例を、世界中のコミュニティから集めて紹介してい ます。各地のルールの詳細は付録にまとめています。

     Airbnbは、ホームシェアに関する近代的なルール整備に向けて、あらゆるレベルの 政府当局と積極的に連携したいと考えています。1世紀近く前に馬車から自動車への移行が開始したとき、自動車という新たなテクノロジーに対応する新たなルールが必要になりました。ホームシェア自体には数世紀の歴史がありますが、オンラインプラットフォームを利用することでピーク時には一晩で100万人のゲストが利用する規模で行われるホームシェアは新しい事象です。新しい事象を正確に理解するためには、ある程度の時間がかかります。したがってAirbnbは、インターネットが登場する何年も前に制定されたルールに基づき規制を急ぐのではなく、立法者と連携しながら、正しく理解することから始めるべきだと考えます。スマートな政策決定を行うことで、経済分野、社会分野、環境分野の課題解決のためにホームシェアを役立てることができます。そうなれば、ホームシェアに参加する一般個人にかぎらず、ホームシェアを活用したい都市やその他の政府にも便益をもたらします。